健康・病気コラム(パパママコーナー)

ぶつぶつが出た時は?

ぶつぶつが出た時は?

子供にぶつぶつがでた、あららどうしよう?病院行ったほうがいいのかな?
幼稚園、どれくらい休むのかな?
そんなお母さんに少しでも役に立てていただけたら、うれしいです。
ぶつぶつがでる病気はたくさんありますが、幼稚園に通う時期に比較的多いぶつぶつ、名前の知れているぶつぶつを集めました。

 

みずぼうそう

みずぼうそう はじめは、数個プツって現れ、短時間で全身にひろがるぶつぶつです。数ミリのぶつぶつで、中心には小さな水疱があります。かゆみが強くでることもあります。
頭にも同じようなぶつぶつがあれば、みずぼうそうの可能性は高いと思います。昔は、自力で治していたみずぼうそう、今はお薬がありますよ(自然に治ることがほとんどだから、飲まなくてもいいと言う小児科の先生もいますが・・・)通園は、学校保健法で禁止されています。幼稚園は、ぶつぶつが全部乾いて、かさぶたになってから登園してくださいね。

 

 

 

手足口病

手足口病 名前のとおり手足と、口の中の粘膜にぶつぶつがでます。小さい水をもったぶつぶつです。口の中のぶつぶつが痛くてものが食べられないこともあります。手と足だけにぶつぶつが出るなど、手足口の3箇所に揃わない場合も多々あります。おしりとか、ふとももでることがあります。お薬はありませんが、大半は安静で元気になります。
この病気になるウィルスは1つじゃないので「去年なったから、もう大丈夫」はありません。手足口病は、口の中のぶつぶつがある期間が、最もうつる力が強いです。でも病気になってから2~4週の間、お友達にうつる可能性があります。しかし、あまり感染防止の面で効果がないとされています。医師と相談してから、登園するか決めましょう。
 
麻疹(はしか)

麻疹(はしか) はしかは、まずしんどいです。はしかにかかるということは、緊急事態です。子供が元気そうならおそらくはしかの心配はないでしょう。はじめに風邪の症状(咳や、鼻水)と高熱がでます、3日くらいして、いったん熱が下がり、また高熱になります。この2回目の高熱とともに、ぶつぶつがでます。ぶつぶつは、赤紫の小さなぶつぶつで、顔から始まり、全身に広がります。お薬は、ありません。予防が原則です。はしかは、今となっては、非情に珍しい病気です。しかし、関東方面で、はしかが流行したのも記憶に新しく、注意が必要です。
予防接種は受けていますか?(2006年4月から、麻疹、風疹の2つを混ぜたワクチンに変更になっています)忘れているなら受けることをお勧めします。はしかにかかると通園どころではないですが、通園は学校保健法で禁止されています。

 

風疹(3日ばしか)

風疹(3日ばしか) 今となっては珍しい病気です。ぶつぶつは、熱とともに現れる、桃色の薄い小さいぶつぶつです。同時に耳の後ろのリンパ節(ぐりぐり)が腫れることがあります。3日ばしかと言われるのは、3日ほどで、ぶつぶつが消えていくからです。
麻疹(はしか)ほど重症にはなりませんが、心配なのはお母さんが妊娠しているときです。生まれてくる子供に高率に奇形などが生じます。お薬はありません。予防接種は済みましたか?忘れているならば、うっておくことをお勧めします。学校保健法で通園は禁止されています。

 

水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼ(伝染性軟属腫) いわゆる水いぼです。
ぶつぶつは、ドーム型の3ミリくらいのもので、真ん中にぽっつり窪みがあります。いぼがあるということ以外の症状はありません。プールでうつるとよく言われますが、規定量の塩素消毒してあるプールでは水中感染では起こりません。プールサイドで、みずいぼがつぶれて、遊んでいるうちにそこからほかの子に感染したり、またビート板を共有することでうつったりします。普通、健康な皮膚にはうつりません。切り傷があったり、アトピーがあったりするバリア機能の弱い皮膚にうつります。治療は、ピンセットでひとつずつ、つまんで取る方法が一般的です治療しなくても半年から2年で自然に治ります。
以前は見つけ次第除去という方針でしたが、学校保険法の改正により、プールに入るためだけに除去をする必要はないとされています。しかし、万が一お友達にもうつる可能性がありますので、プール解禁日までには必ず治療を行いましょう。

 

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