健康・病気コラム(パパママコーナー)

インフルエンザが流行しています

インフルエンザが流行しています!

インフルエンザ 大阪でインフルエンザが流行しています。体の調子は大丈夫ですか?インフルエンザウィルスは、寒さと乾燥が大好きで冬の間に猛威をふるい、また潜伏期間が2~3日と短く感染力が強い為に短期間で大流行する事が特徴です。 インフルエンザは喉の痛み、鼻水、咳という症状が通常の風邪よりも強くでて、頭痛、筋肉痛もあります。通常は3日程で解熱し、症状も和らいでいくものです。 病院に行くタイミングに注意しましょう。熱が出始めて、8時間は経たないとインフルエンザかどうかを判断する検査の結果が不確実です(インフルエンザウィルスが十分に増えていない為です)インフルエンザにかかったかもしれないと発症後にすぐ受診しても「また明日来てください」と言われる事はよくあることです。しんどいのに、長い待ち時間の果てに、明日来てくださいと言われたらショックですよね。。。インフルエンザっぽいかな?と思っても検査をして確定診断を希望するなら、8時間は待ってください。子供が眠れているようならば、急いで夜間救急に行く必要もありませんよ。

 

お薬について!?

投薬 お薬は、抗ウィルス薬(タミフル、リレンザなど)が効きます。発症後48時間以内に飲めばより有効です。 去年はタミフルの副作用が社会問題になりました。 タミフルを飲んだあと、ベランダから飛び降るなどの異常行動があった為です。インフルエンザの感染自体でも異常行動が見られるため、因果関係はないという考え方が有力です。しかし10歳代の患者さんにタミフル服用後の異常行動が多く見られたため、現在10歳代のインフルエンザ患者さんにタミフルは原則処方しません。またこのような異常行動は48時間以内に起こっています。たとえ10歳以下のお子さんでも、タミフル服用後48時間は、しっかり監視できる状況におきましょう。数年前までは、インフルエンザに対するお薬はなく、自力で治していました。副作用が騒がれはじめてから、薬を断る保護者の方も珍しくありません。 インフルエンザ発症前1日から発症後3~5日、患者さんの喉や鼻からウィルスがでています。発症後3~5日は外出を控えましょう。 平熱に戻ってから2日間は登園できません。 まず予防が第一です。

 

予防について!?

マスク インフルエンザウィルスは、患者が咳とともに出したウィルスの粒子を吸ってうつるため、マスクを着用するのは有効です。 また、ウィルスがついた手で目をこすったり、鼻を触ったりして移るルートもありますので手洗いうがいしっかりしましょうね。 予防接種は100%効くわけではありませんが十分効果はありますよ。 解熱剤を使う際は種類に注意しましょう。小児科で処方された解熱剤を使用しましょう。成分アセトアミノフェン(商品名:カロナール、アンヒバ、アルピニーなど)と書かれているものを使ってください。 手持ちがないので、大人用のものを使ったりするのは危険です。メカニズムは不明ですがある種の解熱剤の使用がインフルエンザ脳症、またライ症候群という脳症に関係すると言われています。

 

※小児インフルエンザ患者に対する解熱薬の禁忌
1 ライ症候群の発症と関連する
アセチルサリチル酸含有のもの(アスピリンなど、商品名多くあり)
2 インフルエンザ脳症の致命率を高めるもの
ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど、商品名多くあり)
メフェナム酸(ポンタールなど、商品名多くあり)
なお、新型インフルエンザは鳥インフルエンザの事で現在(2008年12月15日)発生は確認されていません。今流行しているインフルエンザとは違います

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